トスカーナの丘の穏やかで日当たりの良い畑から生まれるパレンティーニのキャンティD.O.C.G.。新しい視点で見直された伝統的な醸造技術、栽培への細心の注意、土壌やミクロクリマなどの全ての要素が絡み合い、心地よく繊細でエレガントなワインを生み出します。花の香りと、フレッシュでビロードのような飲み心地。風味のバランスがとれたワインです。

40年間受け継がれてきた”Lievito Madre” (母酵母）を使ったパレンティーニのヴィン・サント。トレッビアーノから造られる柔らかなデザートワインです。収穫は最良のブドウ房を収穫が始まる前に手摘みで選び取るという、トスカーナに古くから残る方法で行います。その後ブドウを房のまま棚に並べ、クリスマスまで4ヶ月間アッパッシメント（乾燥)。柔らかく圧搾したブドウから得られたモスト（果汁）がゆっくりと発酵を始めます。時間をかけた熟成がもたらす味わいは格別です。

ヴィーノ・ビアンコ・トスカーノは「トスカーノの白ワイン」という意味で、この地で日常的に愛されてきたトレッビアーノ・トスカーノから造られます。50年以上前、この地で造られていたのは、ビアンコ・トスカーノとロッソ・トスカーノの2種類だけでした。このような昔ながらのワインは、現在では造り手が少なくなっています。

50年以上前のパレンティーニ創業時から造り続けるワイン。リッカルド・パレンティーニ氏の父が初めて手掛けたワインで、当時はサンジョヴェーゼを中心としたブレンドでした。今は香りと良い酸を得るため、サンジョヴェーゼのみを使用していますが、アルコールが控えめで、骨格が強すぎない、澄んだルビー色をした気軽に飲めるワインであることは、今も昔も変えていません。アンティパスト、パスタ、温製、冷製の料理と何にでも合わせやすく、夏には10度くらいに冷やしても美味しいワインです。今日このようなワインを造る生産者は限られてしまいましたが、パレンティーニでは造り続けることで、創業者の志と伝統を今に伝えています。